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miseをWindowsにインストールし、公式ドキュメント通りにactivateを設定したのに mise doctor で activated: yes が表示されない。
筆者自身もこの問題に直面しました。
結論から言うと、Windows PowerShell環境では activated: yes が表示されなくてもactivateは正常に動作している場合があります。これは2026年3月時点での既知の表示上の制限の可能性が高いです。
Windows環境でmise activateを正しく設定する手順と、つまずきやすいポイント、そして動作確認の方法をまとめて紹介します。
本記事はmiseのインストールが完了している方を対象としています。
※ここにmiseインストール記事への内部リンクを設置
もくじ
PowerShellのバージョンを確認・アップグレードする
Windows環境でactivateがうまくいかない最大の原因はPowerShellのバージョン違いです。
Windowsには2種類のPowerShellが存在し、プロファイル(設定ファイル)の場所が異なります。
| 種類 | 実行ファイル | バージョン | プロファイルの場所 |
|---|---|---|---|
| Windows PowerShell | powershell.exe | 5.x(OS標準) | $HOME\Documents\WindowsPowerShell\… |
| PowerShell | pwsh.exe | 7+(別途インストール) | $HOME\Documents\PowerShell\… |
まず現在のバージョンを確認しましょう。
$PSVersionTable.PSVersion
5.x だった場合、ディレクトリ移動時の自動バージョン切替(chpwd)が動作しません。
以下のコマンドでPowerShell 7をインストールし、Windows Terminalの「設定」→「スタートアップ」→「既定のプロファイル」をPowerShell 7(pwsh)に変更してください。
winget install Microsoft.PowerShell
PowerShell 7は5.xとは別のプロファイルを使用します。5.xのプロファイルに書いたactivate設定は引き継がれないため、以降の手順で改めて設定が必要です。
実行ポリシーを確認する
PowerShellの実行ポリシーが Restricted だと、プロファイル自体が読み込まれずactivateが反映されません。
Get-ExecutionPolicy
Restricted の場合は以下で変更します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
activateとシムPATHを設定する
Windows環境では①activateの設定と②シムディレクトリのPATH追加の両方が必要です。
①activateをプロファイルに追記する
# プロファイルが存在しない場合は作成
if (!(Test-Path $PROFILE)) { New-Item -Path $PROFILE -ItemType File -Force }
# activateを追記
Add-Content -Path $PROFILE -Value '(&mise activate pwsh) | Out-String | Invoke-Expression'
# 設定内容を確認
cat $PROFILE
Windowsのユーザー名に半角スペースが含まれている場合、activateが正しく動作しない既知の問題があります(GitHub #4839)。その場合はプロファイルの内容を以下に差し替えてください。
$miseScript = & mise activate pwsh
if ($miseScript -notmatch '&\s+"[A-Za-z]:\\[^"]+mise\.exe"') {
$miseScript = $miseScript -replace '& ([A-Za-z]:\\[^\r\n]+mise\.exe)', '& "$1"'
}
$miseScript | Out-String | Invoke-Expression
②シムディレクトリをPATHに追加する
この設定がないと mise doctor で「shims are not on PATH」の警告が出ます。
IDE(VS Codeなど)からmise管理のツールを利用するためにも必要です。
GUIで設定:「環境変数を編集」→ ユーザー環境変数の「Path」→「新規」で以下を追加
%LOCALAPPDATA%\mise\shims
コマンドで設定:
[Environment]::SetEnvironmentVariable("Path", [Environment]::GetEnvironmentVariable("Path", "User") + ";$env:LOCALAPPDATA\mise\shims", "User")
設定後、PowerShellを再起動してください。
mise doctorで「activated: yes」が表示されない場合
ここまでの設定が完了したら mise doctor を実行してみましょう。
Linux/macOSでは activated: yes と表示されますが、Windows PowerShellではactivateが正常に動作していてもこの表示が出ない場合があります。
これはmiseの検出方法がLinux/macOSのシェルを前提としているためで、2026年3月時点でGitHub上でもWindows PowerShellでの activated: yes 表示は確認されていません。
shims_on_path: yes→ シムがPATHに追加されている- 「mise is not activated」のエラーが出ていなければ問題なし
表示だけでは判断できないため、次のセクションで実際の動作テストを行います。
動作テストでactivateが機能しているか確認する
以下のテストで、activateが実際に機能しているかを確認することができます。
# テスト用ディレクトリを作成
mkdir ~/mise-test
cd ~/mise-test
# mise.tomlを作成
mise use node@22
# 環境変数を設定(「trust them?」と表示されたら「yes」を選択)
mise config set env.MISE_TEST_VAR "hello-mise"
# 環境変数が読み込まれているか確認
echo $env:MISE_TEST_VAR
hello-mise と表示されれば、activateは正常に動作しています。
mise doctor に activated: yes が表示されなくても問題ありません。
さらに確認したい場合は、以下もテストしてみてください。
| テスト | コマンド | 成功条件 |
|---|---|---|
| ディレクトリ連動切替 | cd ~ → cd ~/mise-test → node -v |
移動のたびにバージョンが切り替わる |
| 一時バージョン変更 | mise shell node@24 → node -v |
v24.x.xが表示される |
テスト完了後、テスト用ディレクトリは削除しておきましょう。
cd ~
Remove-Item -Recurse -Force ~/mise-test
Windows環境で「mise」のactivateは正常に動作しているか確認、エラー解消方法まとめ

mise doctor で activated: yes が表示されないのはWindows環境での既知の制限の可能性が高いです。表示に惑わされず、動作テストで確認するのが最も確実かと思います。
- PowerShellバージョン確認 → 7.x推奨(5.xではchpwd非対応)
- 実行ポリシー確認 →
RestrictedならRemoteSignedに変更 - プロファイルにactivate追記 →
$PROFILEのパスに注意 - シムディレクトリのPATH追加 →
%LOCALAPPDATA%\mise\shims - mise doctor確認 →
activated: yesが出なくても慌てない - 動作テスト → 環境変数の自動読み込みが成功すればOK
参考リンク
参考
mise activatemise-en-place
参考
Troubleshootingmise-en-place
参考
mise activate pwsh:パスにスペースが含まれる場合の問題GitHub
参考
「mise」をWindowsで使えるようにするQiita

